三軒茶屋の「世田谷パブリックシアター」(世田谷区太子堂4、TEL 03-5432-1526)で9月30日から、作家・伊坂幸太郎さん原作の舞台「オーデュボンの祈り」が上演される。
伊坂さんの小説が舞台化されるのは、2009年の「死神の精度」(シアタートラム)に続き2回目。同作は伊坂さんのデビュー作で、シュールなミステリー作品として人気が高い。
演出はラサール石井さんが担当し、主演を吉沢悠さんが務める。役どころについて、吉沢さんは「ある日、目が覚めると自分の知らない島に連れて行かれていた青年を演じる。今まで暮らしていた世界とは道徳観も法律も全く違う島で、青年が島の住人と出会うことによって次々と不思議な出来事が起こっていく」と話す。見どころについて、「原作に出てくるファンタジーの要素をどうやって舞台化するのか。原作ファンの方たちは期待しているだろうし、僕自身とても楽しみな部分」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。東京公演の入場料は、全席指定で、S席=6,800円、A席=3,800円。チケットは、8月20日から各種プレイガイドで発売。公演は10月12日まで。東京での公演の後、北海道、大阪、宮城での公演を予定。