三軒茶屋北口の茶沢通り沿いに12月1日、スペシャルティコーヒー専門店「Cafe Obscura Laboratory(カフェ・オブスキュラ・ラボラトリー)」(世田谷区太子堂4、TEL 03-5432-9809)がオープンした。
同店は、2009年にオープンした「Cafe Obscura」(三軒茶屋1)の2号店。コーヒーやギフトセットの販売スペースと焙煎(ばいせん)所を併設する形で運営する。店舗面積は焙煎所を含めて8坪。
同店で扱っている豆の種類は現在、南米産や中東産など約10種類。産地によってグレードの階層化が進んでいるという豆の中から、あくまでも「生産者の顔が見える豆」にこだわる。「果実のような酸味が楽しめる『浅いり』から、どっしりと濃厚な『深いり』まで、それぞれの豆の特性を生かして焙煎している」と店主の柴佳範さん(29)。スタッフに日々の研究成果を伝えながら、「より良い焙煎技術の確立に努めている」という。
豆の量り売りは、100グラム=600円、200グラム=1,100円。コーヒーのメニューは、日替わりのドリップコーヒー、ラテ、アメリカーノ(以上350円)、「LA MARZOCCO」社製のエスプレッソマシンで作る「エスプレッソ」(250円)。テークアウトが基本だが、店内の立ち飲みスタンドや店外のベンチでイートイン利用もできる。
柴さんは「ラボラトリー(研究所)としては、おいしいコーヒーを研究して提供するだけでなく、その魅力を分かりやすく伝えていくことも使命だと考えている。コーヒー文化の発信基地になれるよう、さまざまな工夫を積み重ねていきたい」と話す。
営業時間は8時~19時。日曜・第3水曜定休。