下北沢の「劇」小劇場(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0020)で12月27日~30日、劇団「ネコ脱出」の第20回記念公演「歌舞伎町にキス」が行われる。
同劇団は、劇団「MOTHER」に所属していた役者の高倉良文さんを中心に2005年に旗揚げ。作風について、高倉さんは「古き良き人情劇から現代のドタバタコメディーや本格ホラーまで劇場の全てを縦横無尽に使いまくる演出が魅力」と話す。
同公演は、新宿歌舞伎町に建つ芝居小屋「シアターひよどり」を舞台に、時代を反映した劇団たちと若い小屋主の心の交流を描いた人情劇。見どころについては、「同じセットの中でどんどん流れていく時代の変遷と役者の芝居が変貌してゆくリアリティーを見てもらいたい」。年末の開催については、「仕事納めを済ませた方々が2011年の観劇納めに見に来ていただけるのは下北沢に根付く芝居文化のおかげ。365日芝居が見られる街だからこそ」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,000円・当日=3,500円。チケットは劇団の公式サイトで発売中(30日の千秋楽はチケット完売)。