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下北沢のタイ料理店で働く女性シンガー・ソングライター、CD発売

「ヴィレッジバンガード 下北沢店」で高水さん(左)とみゆきさん。「彼女の歌を聴くと人生が3~5倍幸せになる」(みゆきさん)

「ヴィレッジバンガード 下北沢店」で高水さん(左)とみゆきさん。「彼女の歌を聴くと人生が3~5倍幸せになる」(みゆきさん)

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 下北沢南口のタイ料理店「ティッチャイ」(世田谷区代沢5、TEL 03-3411-0141)となじみの深いシンガー・ソングライター「サボテン 高水春菜」さんのファーストアルバム「拝啓スプートニク」が1月11日、発売された。

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 高水さんは大学在学中からシンガー・ソングライターとしての活動を開始。卒業後はOLとして働きながら、平日の夜や土日を利用して活動を続けていた。2008年には、客として訪れた同店で店長のみゆきさんから「看板料理ガイヤーンの歌を作って」と言われたことをきっかけに「下北ガイヤーンマンボ」を作詞作曲したこともある。その後、音楽活動に力を入れるため退職。ミュージカルやファッションショーの音楽制作やライブを続ける傍ら、同店でスタッフとして働き始めた。

 収録曲は「スプートニクの夜明け」や「海のみえる学校から」など14曲。2008年から2009年にかけて制作した曲が多いという。「そのころはちょうど自分を取り巻く環境が大きく変わった時期。いろいろなことを忘れたくなくて、自分の足跡を残すような気持ちで制作しました」(高水さん)。アルバムのタイトルにある「スプートニク」については、「ロシア語で旅の仲間などいろいろな意味を含んだ言葉と知って、今の気持ちに合っていると思った」という。

 歌詞カードは手作りで、高水さんのイラスト付き。「使い捨ての音楽にならないよう思いを込めた。もともとイラストが入ったエッセーが好きだったこともあり、『エッセーCD』のようなかたちにしたいと思った」と話す。

 「ヴィレッジバンガード 下北沢店」(北沢2)では、「ティッチャイ」を通じて知り合ったイラストレーターの大野舞さん(小説「もしもし下北沢」の挿絵など)や、みゆきさんの推薦コメントが入ったPOPを添えて販売。「3月から5月にかけて『ティッチャイ』や、ベトナムカフェ『カラテチョップ』(北沢2)でライブを行う予定。今後も下北沢の街と一緒に面白いことをやっていければ」(高水さん)。

 価格は2,800円。初回販売のうち「ヴィレッジバンガード 下北沢店」で販売する100枚は、「ティッチャイ」での飲食時に提示するとガイヤーン1本を進呈する「ガイヤーンチケット」付き。

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