下北沢で震災前の新宿描く舞台-震災後の福島で路上劇を行った劇団が公演

福島県双葉郡広野町で行われた路上劇「ゴドーを待ちながら」公演の様子

福島県双葉郡広野町で行われた路上劇「ゴドーを待ちながら」公演の様子

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 下北沢南口の小劇場「楽園」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0903)で4月4日~8日、演劇カンパニー「かもめマシーン」の新作公演「パブリックイメージリミテッド」が行われる。

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 同カンパニーは、代表の萩原雄太さんを中心に2007年から活動。カンパニー名は、チェーホフの「かもめ」とハイナー・ミュラーの「ハムレットマシーン」から。昨年8月、福島県双葉郡広野町で行った路上劇「ゴドーを待ちながら」は、ウォール・ストリート・ジャーナルにも取り上げられなど注目を集めた。

 同公演は、東日本震災が起きる1カ月前の新宿が舞台。萩原さんは「今回は、通常2カ月程度の稽古を半年かけて行った。俳優が演じるのではなく、物語と観客を結ぶ通訳者として舞台上に存在することを目指した」と話す。「観客と一緒に創り出すようなフィクションを通して、これからの未来を考えることにつなげたい」とも。

 開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=2,000円、当日=2,200円。チケットは、カンパニーの公式サイトで発売中。4月4日のステージはユーストリームで配信予定。「簡易的な放送だが、劇場に足を運べない人に、せめて雰囲気だけでも味わってほしい」(萩原さん)。

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