三軒茶屋北口の「カフェ 下ノ谷（したのや）」（世田谷区太子堂2）で水曜限定のダチョウ料理レストラン「ダチョウの花園倶楽部～Cafe de L'autruche （カフェ・ド・オーストリッチ）～略してダチョウ倶楽部カフェ」（TEL 03-6447-0409）の営業が始まり、2カ月がたった。

同店の内観

　経営はダチョウ肉のなどの卸売りやネット通販を行う「Queen's Ostrich（クイーンズ オーストリッチ）」（渋谷区）。「カフェ 下ノ谷」は曜日限定で店を貸し出しており、「クイーンズ オーストリッチ」社長の加藤貴之さん（25）が、金曜を担当するエゾシカ料理専門店「エゾシカフェ」の店長と偶然知り合ったことがオープンのきっかけ。「ダチョウ肉のおいしい調理法と味を知ってもらいたい」と開店を決めた。店舗面積は約4坪、テーブル席15席。

　メニューは「鳳モモ肉のタタキ」や「オーストリッチ（ダチョウ）のソーセージ」（以上800円）、「薬膳鳳モモ＆レバーの醤油麹漬け丼」（900円）など。飲み物は、ビール、スパークリングワイン（以上600円）、グラスワイン（800円）など。

　ダチョウ肉は、牛肉、豚肉、鶏肉よりもカロリーが低い。「特に牛モモ肉と比較した場合、カロリーは2分の1以下だが、栄養価は牛肉より高い」といい、加藤さんは「牛肉なら1キロあたり11キロの飼料用穀物、豚でも7キロが必要になるが、ダチョウは3キロで済む。地球温暖化の要因でもある畜産農場の問題を解決できるのでは。現在、ダチョウ肉を扱う市場規模はまだまだ小さいが勝算はある。続けていけば、いつかダチョウ肉がスーパーで普通に売られる日が来るはず」と意欲を見せる。

　営業時間は17時30分～23時30分。