下北沢南口の「駅前劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3414-0019)で8月22日から、劇団「とくお組」の公演「常夏の星」が行われる。
主宰の徳尾浩司さんを中心に、慶応大学の演劇サークル出身者で旗揚げした同劇団。「特異な環境の中で男たちが知恵を絞って生きていく」という群像コメディーを描くことが多い。徳尾さんは、ジャニーズメンバーが主演するミュージカル「Playzone」の2010年~2012年版の脚本と演出を担当するなど、劇団外でも活躍している。
同公演は、劇団の旗揚げ前、演劇サークル時代に上演した作品のリバイバル。再演の理由について徳尾さんは「10年前、人生の分岐点に立ち、荒々しくも前に進もうというエネルギーに満ちあふれていた。当時のエネルギーと、今の大人になって得た技術を掛け合わせてみたかった」と話す。物語は、海底2マイルで短いフィクション映画を撮ろうとしていた撮影クルーが、思わぬ文明都市を発見したところから、ドキュメンタリー映画に切り替えて撮影を始めるというストーリー。徳尾さんは「夏らしく、水分あふれる海底2マイルの世界で、最後まで勢いよく笑い続けられる芝居を目指す」と話す。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,500円・当日=3,800円。チケットは、7月21日より各種プレイガイドで販売。公演は8月30日まで。