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下北沢で星海社新書50冊フェア-既存本を「リ・タイトル」し販売

「本屋 B&B」で開催されている「星海社新書秋の50冊フェア」の様子

「本屋 B&B」で開催されている「星海社新書秋の50冊フェア」の様子

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 下北沢南口の「本屋 B&B」(世田谷区北沢2、TEL 03-6450-8272)で現在、星海社新書や、タイトルをつけ直した他社の新書を販売する「星海社新書秋の50冊フェア」が開催されている。

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 星海社新書は現在24冊しか発行されていないが、それに加えて同新書の柿内芳文編集長が他社の新書を「リ・タイトル」し、新たにカバーを付けて販売している。柿内編集長によると、「編集者にとって本のタイトルは一度しか付けられないものだが、市場に出た既存本が『もしもこういうタイトルだったらどうだったのだろう』と問いかけてみたかった」と話す。

 例えば「仕事するのにオフィスはいらない」(佐々木俊尚/光文社新書)は「ノマドを言い始めたのはわたしです」、「女子校育ち」(辛酸なめ子/ちくまプリマー新書)は「女子校は99.9%臭う」、「一億三千万人のための小説教室 」(高橋源一郎/岩波新書)は「ラノベ作家を監禁してでも読ませたい小説教室」、「社会を変えるには」(小熊英二/講談社現代新書)は「あの小熊英二が新書で1,300円できみに伝えたいこと」などに、それぞれ「リ・タイトル」して販売している。

 「B&B」の元重慎太郎店長によるとフェアの売れ行きは好調で、「リ・タイトルの本だけではなく、星海社新書の売り上げも伸びている」という。

 柿内編集長は「本は中身が一番重要だが、タイトルによって手に取ったり取らなかったりするもの。リ・タイトルすることで読者の視点が変わり、新たな偶然の出会いが生まれるのでは。好評であれば今度は100冊フェアに挑戦したい」と意気込む。

 営業時間は12時~24時(変更あり)。10月31日まで。

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