暮らす・働く

下北沢のウェブ関連会社がシェアオフィスの試み-「共創の場」目指す

現在の入居者はインターネットで個人事業を行う皆川さん(右上)。「以前はオフィス街のレンタルオフィスを借りていたが、ここは触れ合いがあり、入ってくる情報量が格段に違う」

現在の入居者はインターネットで個人事業を行う皆川さん(右上)。「以前はオフィス街のレンタルオフィスを借りていたが、ここは触れ合いがあり、入ってくる情報量が格段に違う」

  •  
  •  

 下北沢のウェブ関連会社「スマートデザインアソシエーション」(世田谷区北沢3、TEL 03-6804-9306)が10月から、シェアオフィス「the Association(アソシエーション)」の試みを始めた。

同社の須賀大介社長

 同社はウェブ制作サービスなどのほか、「子育て支援事業」「地域活性支援事業」として下北沢で産地直送野菜の物販イベント「ママンカ市場」を手掛けている。社長の須賀大介さんはシェアオフィスの試みについて、「下北沢の寛容で多様なものを受け入れる雰囲気がシェアオフィスに最適の条件だと思った」と話す。同社オフィスの一部をシェアオフィス用に開放。8つある固定席は月額3万円、アドレスフリータイプは月額1万5,000円(共に6カ月ごとに契約更新)で貸し出す。

[広告]

 3年前に同社が下北沢に移転した際、社内の空間デザインを担当した建築士の山﨑健太郎さんは「須賀社長の希望で、扉のないショーケースのようなオフィスを作った。シェアオフィスという概念はその当時から須賀社長の構想に入っていたようだ」と振り返る。「現在はクライアントの要望も多様化して抱える問題も複雑になった。一人の人間、一つの会社では抱えきれない危機感を抱いている。シェアオフィスを求めてやって来るクリエーターは、ただ楽しそう、合理的だからという理由ではなく、危機感を持ったうえで強みを作るためにシェアするのだと思う」とも。

 須賀さんは「場所を貸すだけではなく、共創の場にしたい。シェアオフィスだからと言って事業を共有しなくても、気持ちのイノベーションがあればそれを自分の強みにすることもできる。入居者の人とは事業内容よりも人柄や価値観を見て決めたい」と話す。

 シェアオフィスの申し込みは、ウェブ、電話、直接の来社で受け付けている。

  • はてなブックマークに追加

下北沢経済新聞VOTE

下北沢経済新聞を読んだことをきっかけに、実際に足を運んだ店やイベントはありますか?