下北沢南口の「本多劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-0030)で7月25日~28日、劇団「TRASHMASTERS(トラッシュマスターズ)」の第19回公演「極東の地、西の果て」が行われる。
主宰の中津留章仁さんを中心に、トムアクターズスタジオ出身のひわだこういちさん、吹上タツヒロさんらが、2000年に旗揚げした同劇団。現代社会が抱える問題を取り入れた骨太なストーリー展開で、重厚な人間ドラマを描き好評を得ている。第15回公演の「背水の孤島」は、第19回読売演劇大賞・選考委員特別賞をはじめ、第46回紀伊國屋演劇賞個人賞、第14回千田是也賞などの演劇賞に輝いた。
同公演は、2005年に初演され、2008年にも再演された作品の再々演。見どころについて、中津留さんは「劇団の代表作は『背水の孤島』ではなく、この『極東の地、西の果て』。今回は一部台本を改訂して上演する。私たち創り手側にとってのベスト作品であり、岡本太郎さんをリスペクトした作品となっている」と話す。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は全席指定で、前売り=4,500円、当日=4,800円。チケットは各種プレイガイドで発売中。