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下北沢で福島県立大沼高校演劇部が公演-震災と原発事故テーマに

3月に行われた高校生演劇フェスティバル(いわき市)の舞台写真

3月に行われた高校生演劇フェスティバル(いわき市)の舞台写真

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 下北沢の小劇場「楽園」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0903)で8月15日~18日、福島県立大沼高校演劇部の公演「シュレーディンガーの猫~Our Last Question~」が行われる。

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 同公演は昨年、「県高校演劇コンクール」で最優秀賞を受賞した作品。下北沢での上演が決まった経緯について、東京の被災者支援団体ウシトラ旅団代表の平田誠剛さんは、「東北大会で、『暗い』『重い』の評価を受けて生徒たちが落胆していた。『東北地方でも原発問題は風化か』の声が出たが、高校演劇の枠を越えて、演劇の聖地・下北沢へつないでくれた人がいた。福島の人々の思いを首都圏へ、最善の方法で届けようと考えた」と話す。

 同作品は、原発事故で浜通りから会津地方の高校に転校した2人の女子校生と転校先の同級生がぶつかりながらも心を通わせるストーリー。見どころについて平田さんは「転校生の女の子2人と、受け入れ校の生徒たちの葛藤が重層的に表現される」と話す。

 同公演では、予想される赤字を補填(ほてん)するために、クラウドファンディング「CAMP FIRE」で資金援助を呼び掛けている。

 開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、15日・16日が、前売り・当日共に=3,000円、17日・18日が、前売り・当日共に=2,500円。チケットは大震災義捐ウシトラ旅団のサイトで販売中。

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