下北沢でキャンドルをともすイベント「小径(みち)のノエル」が12月24日に開かれ、参加した飲食店や雑貨店などが見物客でにぎわった。
古本カフェ「気流舎」(世田谷区代沢5)が中心となり下北沢周辺の個人店18店が共同主催した同イベント。日没から22時過ぎまで7組のキャンドルアーティストによる400個以上のキャンドルが各店を彩った。
雑貨店「Rhythem9(リズムナイン)」では商品としても扱う「AKARiYA CANDLE(アカリヤキャンドル)」製の大きなキャンドルが店頭にともり、足を止め写真撮影をする通行人の姿やキャンドルの周りにイベントの運営メンバーらが集い談笑する場面も見られた。
美容院「nikki(ニッキ)」はこの日、店内で12弦ギターとフライングドラムなどのライブを開催。アーティストは美容院に通う常連客だという。好口里美店長は「美容院なので基本的にお客さん同士のつながりはないが、こうしてクリスマスパーティーを開くとなぜか皆仲良くなっている」と話す。
雑貨店「DARWIN ROOM(ダーウィンルーム)」(代沢5)では、来店客にホットワインを振る舞うサービスを行った。女性店員は「キャンドルはイルミネーションと違ってホッとする雰囲気。冬至から春に向けた生命を感じることができる。下北沢にこのクリスマスの習慣が広がってくれるとうれしい」と期待する。
運営メンバーのタンタンさんは「今年で4回目の開催となるが、店同士のつながりで参加店が増えてきている。下北沢らしいイベントだと言われる」という。
イベントの様子はツイッター(ハッシュタグ「#komichi」)でも見ることができる。