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下北沢の人気店「下北沢熟成室」がレシピ本-「熟成」調理法に注目

レシピ本を手に取る福家さん。「撮影は店で働くよりも頭を使う作業だった」と振り返る

レシピ本を手に取る福家さん。「撮影は店で働くよりも頭を使う作業だった」と振り返る

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 下北沢北口のビストロ「下北沢熟成室」(世田谷区北沢2、TEL 03-6416-8150)のレシピ本「時間をおくだけで、どんどんおいしくなる 熟成レシピ」(マイナビ)が1月24日、発売された。

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 2008年にオープンし、「時間軸を大切にした料理」というコンセプトで熟成させた肉や野菜を提供している同店。2013年には姉妹店となるチーズ&ワインバー「ベンハムのコマ」(北沢3、TEL 03-6407-8377)も開いた。

 同書担当編集者は「知人に紹介され下北沢熟成室を知った。それまで熟成料理というのを食べたことがなかったので、熟成させることで素材がよりおいしくなるという調理法に引かれた。保存という目的が優先されるのではなく、おいしくさせるために時間を置く点も面白い」と話す。「熟成レシピは、あらかじめ味をしみ込ませてあるので食べるときは調理が簡単。日持ちするため作り置きができ、忙しい現代人にもピッタリ」とも。

 同店オーナーシェフで著者の福家政起さんは「話を頂いたときは面白そうだなと思った。これまでのまとめにもなる」と企画を受けたという。

 「熟成という調理法を身近に感じてもらうため、当店では出していない和食のレシピも提案している。おすすめは塩牛や塩鶏のレシピ。熟成させると気軽においしいものができるので、食生活を大切にしている方、少し時間をかけてでもおいしいものを食べたいと思う方に見てほしい」と福家さん。

 価格は1,575円。同店でも販売を予定する。営業時間は18時~翌1時。月曜と第2・4火曜定休。

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