下北沢南口の小劇場「劇」小劇場（世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0020）で5月16日から、劇団フルタ丸の第22回本公演チャレンジング興行第3弾「共演ＮＧ」が行われる。

　2002年に主宰のフルタジュンさんを中心に、明治大学文学部文学科演劇学専攻で結成した同劇団。2013年5月に、「チャレンジング興行第1弾」と銘打った「匿名家族」を上演し、主人公である家族が見えないという斬新な演出に挑戦した。昨年11月の第2弾では、左右線対称の舞台セットで同一人物に扮（ふん）した2人の役者が同時並行で演技をする演出を取り入れた「パラレル」を行い好評を博した。

　第3弾となる同公演ではタイトルそのままに、「共演NGがもたらすライバル関係」を喜劇として描く。見どころについて、フルタさんは「昔から芸能界に渦巻く『共演NG』が好きでした。NG関係の裏には両者がライバルであるからこそ成立しているものが多い。絶対に会わないけど、いつもどこかで気にしているライバルという存在を挑戦的に描きたい」と話す。

　公演は同25日まで。開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り＝3,500円・当日＝3,800円。チケットは劇団フルタ丸の公演サイトで発売中。