新代田に5月19日、おにぎりと自然食品の販売店「キッコーカッコ」(世田谷区羽根木1、TEL 03-3328-0465)がオープンした。
店舗面積は約6坪。テークアウトのおにぎり、炊き込みご飯、総菜、みそ汁などの店内で手作りした食品や、しょうゆやみりんなどの調味料、こんにゃく、豆腐、干物、野菜、せんべいなどの和菓子、ドライフルーツなど約50点を扱う。物販はすべて国産で、天然醸造されたものなど自然に作られた商品にこだわって仕入れている。
店主は、下北沢でビストロ「下北沢熟成室」(北沢2)、ワインバー「ベンハムのコマ」(北沢3)を経営する福家政起さん。新業態を展開した理由について、「おにぎりが食べたかったから。自分がこういう店があったらいいなという理想を形にした」と話す。
メニューは日替わりで、一例は木だるで熟成させたしょうゆを使った「しょうゆにぎり」(200円)、生ハムと芽ネギを巻いた「パルマ産生ハムむすび」、生のサケからサケフレークにした「さけ」(以上、260円)、花穂しそが添えられた「豚肉の炊き込みご飯」、大葉を載せた「しらすの炊き込みご飯」(以上、500円)、ひじき、厚揚げ豆腐、キャロットラペなどの総菜(以上、200円)、天然醸造のみそを使った「本日のみそ汁」(320円)など。ランチタイムは、おにぎり2個、総菜、みそ汁の「本日のおむすびセット」、炊き込みご飯、総菜、みそ汁の「本日のたきこみごはんセット」(以上880円)も。米は無農薬・無肥料で栽培された秋田産のササニシキを使用。福家さんは、「おにぎりの具に、フレーバーの強いミョウガ、クレソン、芽ネギ、大葉などを合わせて、食べたときに一つ一つ香りを感じてもらえるよう工夫している」という。
客層は、ランチを買いに来る近隣住民や近隣のオフィスで働く会社員、夕方に子どものおやつを買いに来る主婦など。リピーターも多いという。「この辺りは住宅街で、ほとんど店がないため、当店ができてうれしいという声を頂く」と福家さん。
「おにぎりの需要だけでなく、注文ごとにジューサーで搾るフレッシュジュースも置き、ジューススタンドとして利用してもらうことも始めた。さらに物販の商品点数も増やし土日も営業したい」と意気込む。
営業時間は10時~17時(ランチは11時~14時)。土曜・日曜定休。