世田谷代田で11月30日、古着を活用するイベント「洋服ポスト 世田谷代田」が開催される。
まだ着られるにもかかわらず使われていない衣服を集め、重量1キロごとに7円を環境保全や社会活動をしている団体などに寄付する同イベント。集まった衣服はNPO法人「洋服ポストネットワーク協議会」によって古着会社に売却され、その後海外のマーケットで実際に販売される。
世田谷代田での開催は今回で8回目。毎回200人ほどの参加者が衣服を持ち寄った結果、今までの総量は約10トンを超える。イベントを始めたきっかけについて、主催団体「勝手にダイタリアン」の服部信吾さんは「世田谷代田のシャッター街に活気を取り戻すために、定期的に地域住民の方が集まり、交流を深めるための形を作りたかった」と話す。
洋服ポストで得た売却益の使用用途は、環境保全や社会貢献活動などをする団体に寄付される。世田谷代田では「洋服ポスト」のチラシである「ちらしんぶん」の印刷費や、同イベント中に地域住民の交流の場として設置する「代田みんなの茶飲み場」の運営費に充てている。茶飲み場では、お茶菓子とお茶を無料で提供する。
参加方法は、袋に入れた衣服を持って会場のタカムラ駐車場(世田谷代田5)に行き、その場で計量する。「衣服を持ち寄らなくても、ただお茶を飲みに来るだけでも歓迎」と服部さん。