下北沢に11月23日、一軒家のシェアハウス「下北沢ハウス」(世田谷区代沢5)がオープンした。
運営はTokyo Social House。三軒茶屋、都立大学のシェアハウスに続き、下北沢ハウスは3軒目で、現在、住人を募集中だ。管理人のナガイハルミさんは「人や文化と距離感が近い下北沢の良さを伝えたい」と3年前から物件を探していたという。
もともと、外国人の友人が住む場所が見つからず困っていたことがきっかけでシェアハウス事業を立ち上げたナガイさん。当時はシェアハウスという言葉自体知られていなかったが、最近は認知度の高さを感じるという。「以前は外国でシェアハウスを経験した方や外国の方が多かったが、最近は違う文化を持った人と関わってみたいという日本人も増えた」と話す。
同物件は戸建ての2階建て7LDK。室内は改装済みで、畳や茶室のある部屋も。共用部分はリビング、ダイニングキッチン、ウッドデッキ、バス、トイレ、日本庭園など。フリーワイヤレスインターネット完備。下北沢らしく、レコードや本棚を置く予定もあるという。
シェアハウス事業を通じて、世界中に家族が増えたと笑顔で語るナガイさん。シェアハウス仲間の結婚式でイギリスに集まったことも。下北沢ハウス周辺にはカフェやベーカリーなどの飲食が充実していて過ごしやすいという。「下北沢に住んでみたい、新しいライフスタイルを楽しみたい、ちょっとだけ世界を広げてみたい人は、ぜひ来てほしい」と呼び掛ける。