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下北沢にビアバー ビル取り壊しまで盛り上げ、前オーナーに恩返し

左から、店長の中野貴仁さんと社員の白石達磨さん

左から、店長の中野貴仁さんと社員の白石達磨さん

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 下北沢にクラフトビール専門店「風乗りメリー」(世田谷区北沢2、TEL 03-6407-1507)がオープンして5カ月たった。オープン日は1月1日。

カレーは週替わりで登場

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 同店は、昨年11月に移転したビアバー「うしとら壱号店」跡に、同店の店長を8年務めた中野貴仁さんが独立しオープン。11年前に「うしとら」がオープンした当初は都内に2軒しかなかった空冷式ビールサーバーを受け継ぎ、鮮度の良い、たる生を常時15~17種類提供する。

 4月クラフトビールのメニューは、「セイント・アーチャー・ペールエール」(270ミリリットル=980円・470ミリリットル=1,430円)、「ファイアーストーン・ウォーカー・イージー・ジャック」(同=980円・同=1,380円)、「大山Gピルスナー」(同=880円・同=1,230円)、「麦雑穀工房・雑穀ヴァイツェン」(同=880円・同=1,380円)など。

 「クラフトビールの最先端は発祥地であるアメリカ。米を使うことが決まっている日本酒や、スパイスを使えないワインなどと違い、麦芽を使えば自由に展開できるクラフトビールは多様。うちはアメリカと国産のものを半々程度の割合で提供している。クラフトビールの幅広さや違いを楽しんでほしい」と中野さんは話す。

 フードメニューは、一番人気の「鶏ささみとアボカドのポテトサラダ」(630円)や「ラムしゃぶ春菊」、「大山鶏 梅カレーグリル」(以上980円)、「ラム肩肉ハーブグリル」(1,180円)など。定期的に新メニューが登場し、「おばけマッシュルーム磯辺揚げ」(680円)、「メリーさんの赤ワイン牛丼」(780円)など期間限定メニューも。

 「味わいの強いビールに対抗できる、風味の強いエスニック料理やハーブを使ったメニューがうちのフードの特徴」と中野さん。

 テナントが入る三久ビルの取り壊しが決まっている。「もともと自分は『うしとら』に3年間通った常連客だった。前オーナーのおかげでビールに出合ったし、『うしとら』時代から続けて来てくれているお客さまにとっても思い出深い場所。取り壊しまでの残りの期間をやるのは自分しかいないと思っていた。最後まで盛り上げていきたい」と、中野さんは意気込む。

 営業時間は15時~24時。火曜定休(月に一度連休あり)。

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