下北沢に5月9日、コンビニ&デリ「nu-STAND」(世田谷区代田6、TEL 03-5738-0251)がオープンする。
常時20種類を用意し、メインの惣菜以外は定期的にメニューを入れ替える
同店は、通常の生活雑貨やインスタント食品、飲料をそろえたコンビニエンス業態に加え、店内調理の弁当・惣菜や生ビールを提供するデリ業態も備えているのが特徴。
運営するのはインディーレーベルの草分け的存在とされ、出版や音楽事業を手掛ける「Pヴァイン」。同業態は初の試みで、同社の水谷聡男社長は「設立40周年を迎え、今までの事業で培った感性をほかのやり方で広めていきたいと思い、設立の地である下北沢に出店した」と話す。「ニューヨークを旅しているときに、おいしい料理を提供するデリやグローサリーストアが地元に溶け込んでいた。あの形を日本でもやりたいと思った」とも。
デリでは、金平ごぼう、肉じゃが、鶏の唐揚げなどの量り売り(50グラム94円~)するほか、手作りメンチカツ(175円)、煮込みハンバーグ(215円)など、常時20種類以上の惣菜と、それらを組み合わせた弁当を販売する。外食では不足しがちな野菜を補ってもらおうと、サラダバー(レギュラーサイズ295円、ラージサイズ495円)も用意。自家製パストラミサンド(690円)を含む7種類のサンドイッチや、各種おにぎりのほか、コーヒー(100円)や生ビール(400円)などドリンク類も幅広く取り扱う。
20席以上を備えたイートイン・スペースも設ける。将来的には同スペースで、アートの展示や同社が提供するメディア「ele-king」関連のトークイベントを行っていきたいという。
「地域の皆さまの生活に寄り添いたいというコンセプトで、地元に密着しつつ、われわれのカルチャー観を広めて行きたい」と水谷さん。「スパイク・リー監督の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』に出て来る店のように、風変わりな人も、若者も年配の人も共存しているような、雑多な店を目指したい」とも。
営業時間は7時~23時。