下北沢にクラフトビール量り売り専門店「TAP&GROWLER」(世田谷区北沢2、TEL 03-6416-8767)がオープンして2カ月がたった。
同店では国内のクラフトビールを中心に常時18種類用意。どのビールも一律690円でテイスティング(2分の1パイント)でき、フードを持ち込み店内で角打ちを楽しむこともできる。量り売りも均一料金で、32オンス(約0.9リットル)=1,490円、64オンス(約1.9リットル)=2,890円。オリジナルの「グロウラー」(リユースできるボトル)にビールを詰めて販売する。
オーナーの金井圭司さん(37)は、元バックパッカー。「クラフトビールの量り売り専門店は日本では珍しいが、アメリカのポートランドでははやりの業態」だという。量り売りにした理由は、「缶やボトルにかかる費用がなくなれば、ビールをもっと安く提供できるし、何より環境に優しい」と金井さん。
特徴はビールの泡。「通常は二酸化炭素だけでビールを押し出すが、二酸化炭素と窒素の混合ガスでビールを押し出すことで、独特な泡を作り出すことができる」という。ビールを注ぐ直前にホップやかんきつのアロマを添加する機械「インシューファー」を使って、同店でしか飲めないオリジナルアロマビールも販売する。
今後は「この店で年間6000リットルの販売実績を作り、マイクロブルワリーを設立したい」と意気込む金井さん。「シモキタ散策の途中で気軽にお立ち寄りいただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、平日=18~24時、土曜・日曜・祝日=15~21時。月曜定休。