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下北沢にスパイスワインを提供するカフェ ハーブを生かした南仏風料理も

スパイスワイン「イポクラス」(650円)

スパイスワイン「イポクラス」(650円)

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 日本では珍しい、フランス中世から続くスパイスワイン「イポクラス」を提供する「Cafe des soleils(カフェ デ ソレイユ)」(世田谷区大原1、TEL 03-6804-8425)が世田谷区・大原の住宅街の一画にオープンして間もなく2カ月がたつ。

ランチセット(1,000円)。ラタトゥイユパスタ、スープ、バゲット、ドリンク

 オーナーの宮原朱未さんは「2015年にフランス・リヨンに滞在していた時に、たまたま訪れたローヌアルプの村ペルージュでイポクラスと出合い、その味にほれ込んだ」と語る。

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 イポクラスは、専用のスパイスをペルージュの製造元から取り寄せて、店でワインに2日漬け込み、別の瓶に濾(こ)しながら詰め替えて作るという。「料理だけではなく、自家製のガトーショコラにも合う」と宮原さん。

 店を始めたきっかけについて「もともと食に関する仕事についていたが、料理をしたいというより、どんな人にも欠かすことのできない『食事』という行為を通じて、交わされるコミュニケーションそのものに興味がある。飲食店なのでおいしいものを作る工夫や努力は前提として、さらにその先の、自然と人々の交流が生まれる空間を作りたかった」と話す。

 メニューは、南仏の伝統料理をそのまま提供するわけではなく、あくまでも南仏のハーブや素材の使い方を生かした家庭料理を提供している。

 お薦めメニューは、ラタトゥイユのパスタ、サツマイモの冷製ポタージュ、バゲットとドリンクが付いた「ランチセット」(1,000円)。スープやパスタの内容は季節に応じて変えることもある。食材にもこだわり、「時にアレルギー体質の方やビーガンの方がいらっしゃるので、卵や乳製品は控えるように心掛けている」とのこと。ポタージュは豆乳を使ってコクを出し、自家製ガトーショコラもバターと卵は使わず、ピーナツオイルやアーモンドプードルで代用している。

 宮原さんは「店名の『ソレイユ』はフランス語で『太陽』という意味。生き物が太陽なしでは生きられないように、人も家族や仲間がいてこそ生きていける。一期一会だとしても、このお店で出会った人々がそれぞれ太陽のように互いに影響しあってくれたらいい。お客さん同士が笑い合うような場所になれば」と話し、来店を呼び掛ける。

 金曜~日曜はフレンチトーストに野菜とゆで卵を添えたモーニングサービス(700円)も提供する。営業時間は、火曜~木曜=11時~22時30分、金曜~日曜=9時~15時、17時~22時30分。月曜、第2日曜定休(月曜が祝日の場合は翌日)。

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