下北沢駅前で昭和の写真展示-「続・三丁目の夕日」公開記念で

足を止めて「この場所、今もこのままじゃない?」などと話す買い物客も。

足を止めて「この場所、今もこのままじゃない?」などと話す買い物客も。

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 下北沢駅北口そばの京王井の頭線沿いの工事中のフェンスを利用し「昭和懐かし写真展」が行われている。世田谷区内の京王線沿線の商店街が参加する「世田谷・昭和懐かし通り」企画の一環。

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 展示は昭和30年代の下町を舞台にした映画「ALWAYS 続三丁目の夕日」(配給=東宝)とのタイアップで、作品の公開にちなんで世田谷区・京王沿線の10の商店街が昭和30年代の駅舎や街の様子などを展示する。写真の展示枚数は約50点。人の集まる露店や道端で遊ぶ子どもの様子など、下町の風情を感じさせる写真が多い。

足を止めるのは年配者が多いが、時おり買い物客らしい若者の姿も。昔から近くに住んでいるという主婦は足を止めて「パッと見ただけではわからないほど変わってしまっているけれど、よく見ると『あ、あの場所だ』と思う。こういう展示は懐かしくていいですね」と話していた。

 商店街振興組合の関係者は「世田谷区内は私鉄しか走っていないが、その私鉄を利用している人たちが隣の駅で降りるきっかけになれば」と話している。同様の取り組みは以前から続いており、昨年は小学生向けのイベントが企画された。今年は主に50代以上の層をターゲットにした企画を考え、コンセプトを「昭和」にしたという。

 各商店街の店舗を巡りスタンプを集める「大人のスタンプラリー」も同時開催。11月30日まで。

世田谷・昭和懐かし通り

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