小田急電鉄による「下北沢エリア線路跡地計画 発表会」が9月24日、下北沢で行われた。
小田急電鉄は、小田急小田原線 東北沢駅~世田谷代田駅間の全長約1.7キロメートル、総面積約2万7500平方メートルにおよび開発を進めているエリアの名称を「下北線路街」に決定。
発表会に登壇した同社社長の星野晃司さんは「線路跡地であることと、公共性がある開かれた場所であることを分かりやすく伝えたい」という思いから名付けたと話す。
開発コンセプトは、「BE YOU.シモキタらしく。ジブンらしく。」。同社は下北沢エリアを「自分らしく生きている人が多く、多様性にあふれている街」と捉えており、「街への支援」を目指し、街とのつながりを意識した回遊性を高める空間とにぎわいづくりを進めるという。
「下北線路街」には、既に開業した賃貸住宅「リージア代田テラス」、複合施設「世田谷代田キャンパス」のほか、下北沢駅の商業施設「シモキタエキウエ」(2019年11月)、保育園(2020年4月)、35室の客室と露天風呂のある大浴場を備えた温泉旅館(2020年9月)、学生寮(2020年11月)、ライブや演劇などのパフォーマンスができる設備を兼ね備えたカフェレストラン(2020年12月)など、計13の施設を開設する予定(カッコ内は開業予定時期)。