下北沢駅前のテナントビル「シモキタフロント」(世田谷区北沢2)が11月16日、一部営業を始めた。
地上5階、地下1階で構成する同ビル。外壁には銅板を使う。シモキタフロント社長の柏雅弘さんは「銅板は神社仏閣に使われれることが多い耐久性に優れた素材。時間と共に色が変化していくため、下北沢の数十年の時を外壁に刻み、吸収し変化させるようと選んだ」と話す。各階のテラスには、四季が感じられるよう日本の野山に自生する在来植物100種以上を植栽した。
出店(カッコ内はオープン日)は、地下1階=ライブハウス&バー「Flowers Loft」(2020年2月2日)、1階=カフェ「猿田彦珈琲」(12月7日)、中国茶&タピオカ店「GongCha」(11月28日)、ATM「昭和信用金庫ATMサポートプラザ」(1月14日予定)、2階=クラフトビールと肉料理店「gastropub GOZO」(12月中)、3階=ヘアサロン「Lin’ne Terrace」(2020年1月6日)、「RAINBOW」がプロデュースする古着店「CHOICE produce by RAINBOW」(11月16日)、4階=カフェ&バー「Flight Lounge」(1月上旬)、「まちピアノプロジェクト」(12月中旬)、5階=「下北沢駅前歯科クリニック」(12月3日)、ヘアサロン「Thema」(11月22日)など。
柏さんは「2年の歳月をかけてようやく完成した。下北沢の街の要素を凝縮したような、すてきな店が続々とオープンするので、たくさんの人が集まるにぎやかなランドマークを目指したい。2階への外階段にあるアーティスト・山下良平さんの躍動感いっぱいの壁画にも注目していただければ」と呼び掛ける。