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下北沢のクラブ&ライブスペース、コロナ禍で本格オープンできず支援募る

完成イメージ。キャパシティは約100人

完成イメージ。キャパシティは約100人

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 下北沢のクラブ&ライブスペース「SPREAD(スプレッド)」(世田谷区北沢2)が現在、営業継続のための支援をクラウドファンディングで募っている。

現在はバー営業を中心に行っている

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 今年2月末にプレオープンした同店。3月に音響や照明の工事を施工して4月にオープン予定だったが、新型コロナウイルスによる自粛要請により営業を自粛した。そのため工事に使用する予定の資金が無くなり、バー営業を中心に行っており、本格的なスタートが切れない状況だという。

 5月から6月にかけて1カ月間は、月額制の動画配信プログラム「VIDEO SERVICE “AMUSEMENT”」を立ち上げ、115組のアーティストが出演した。店長の安塲陸さんは「たくさんの方々のご協力のおかげで、音楽にまつわるスペースとして、私たちなりのやり方で今できる面白いことはできたと思っている。ただ、金銭面に関してはとても厳しい状況が続いている」と話す。

 8月7日にクラウドファンディングを立ち上げ、目標金額は300万円に設定した。集まった支援金は、家賃や人件費と付帯する経費の支払い、正式なオープンに向けての音響・照明工事費などに充てられる。リターンには、正式なオープン後に使用できるドリンクチケットや、Tシャツ、トートバッグなどを用意する。

 「目標金額達成まで長い道のりではあるが、営業再開を楽しみにしてくれている方からの温かいご支援にスタッフ一同希望と感謝を感じている」と安塲さん。「誰もが厳しい状況だと思うが、文化や芸術が根付く下北沢という街で新しい音楽の遊び場を皆さんと一緒に作っていきたい」と呼び掛ける。

 募集期間は9月3日まで。

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