作家による手作り器の専門店「器 Gotan」(世田谷区松原5、TEL 03-6304-3950)が東松原にオープンして3カ月がたった。
店主は、洋楽レコード会社に勤務しながら趣味で器を楽しんでいたという会場圭子さん。住まいに近い松原に器を扱う店を作りたいと、夫で建築関係の仕事を手がける淳さんと共に構想を練り、理想の物件を見つけたことで開業したという。
取り扱うのは、陶磁器作家が提供する料理を盛る皿や茶わん、急須など。現在は約10人の作家との取引があり、いずれも圭子さん自身が益子や逗子などの工房へ出向き、作家自身と交渉して仕入れている。今後も気にった作家に声をかけ、徐々に取引相手を増やしていくという。
日常使いできる器が中心で、価格はおよそ1,000円から1万円。結婚する友人や誕生日へのプレゼントとしての購入も多いという。圭子さんは「ギャラリー風の外観なので見学だけでもふらっと気軽に立ち寄ってもらいたい。近所の羽根木公園から梅ケ丘や下北沢のボーナストラックまでの散歩コースのついでにのぞいてもらえれば」と話す。「地域の点と点をつなぐネットワークとしても貢献したいとも。
営業時間は12時~18時。月曜・火曜定休。