ウクライナを緊急で支援しようと、映画「ひまわり」の上映会が6月23日、北沢タウンホール(世田谷区北沢2)で行われる。
「ひまわり」は1970年に製作されたイタリア映画。第二次世界大戦に運命を翻弄(ほんろう)された男女の悲劇を描く作品で、劇中に登場する広大なヒマワリ畑はウクライナの首都キーウから南へ500キロほどのヘルソン州で撮影されたと言われている。同作は、カンヌ映画祭パルムドールや、アカデミー賞外国語映画賞を受賞したが、オリジナルネガが消失。上映会には残存するフィルムから最新技術で修復された「ひまわり 50周年HDレストア版」(配給・宣伝:アンプラグド)を使う。
上映会を主催するせたがや国際交流センター担当者は「連日の報道により心を傷め、何らかの形で支援をしたいという人の声を多く聞く」と話す。会場にはウクライナへの寄付を募る募金箱を設置する。上映会の収益も全て寄付に充てる。国連UNHCR協会を通じてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が、ウクライナおよびウクライナの周辺国で実施する人道援助活動に役立ててもらうという。
2回上映で、13時と16時30分開演。料金は前売り・当日共に1,000円。