原画100枚を使った紙芝居映画-イラストレーター・三田圭介さん監督

アクリル絵の具で描かれた温かみのある原画。(C)Keisuke Mita. All Rights Reserved

アクリル絵の具で描かれた温かみのある原画。(C)Keisuke Mita. All Rights Reserved

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 下北沢南口の短編映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)は1月19日より、イラストレーターで絵本作家でもある三田圭介さんが監督を務めた映画「星空楽団」を上映する。

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 三田さんは、イラストレーター・絵本作家として活躍する1976年生まれのクリエーター。阿佐ヶ谷美術専門学校で絵画を学び、雑誌「小学一年生」(小学館)や書籍「西洋絵画の楽しみ方完全ガイド」(池田書店)などのイラストも手がけている。イラストは手描きが中心で、大きな絵画制作から小さなカット画まで幅広いタッチの作品を描く。

 同作品を制作するきっかけとなったのは、5年ほど前にアニメーションを制作していた時に、動画原稿用紙に落書きのように描いた1枚のイラスト。同作品では、三田さんの描いた原画100点以上を静止画像で映し出す、紙芝居のような手法で物語が進行していく。屋根から屋根へと飛び歩く演奏家である「星空楽団」と少年を巡る物語の世界を、原画をなぞるように動くカメラワークと、アクリル絵の具で描かれた温かみのある原画で表現する。

 スタッフの大川さんは「心がじんわり温かくなるような作品。静止画という独特の手法で描かれた世界は三田さんならでは」と話す。

 上映時間は15時30分~、20時~の2回。料金は800円。2月8日まで。

DicDacSong(三田圭介さんHP) 短編映画館トリウッド

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