先日亡くなったピアニスト、フジコ・ヘミングさんをしのぶコンサート「奇跡と奇跡が響き合うピアノコンサート~ピアニスト フジコ・ヘミング氏をしのんで~」が、8月17日、下北沢の東京都民協会(世田谷区代田5)で開催される。
演奏するのは、東京2020パラリンピック閉会式に出演したピアニストの西川悟平さんと、ヘミングさんから依頼を受けコンサートの前座を3回務めた徳永義昭さんのピアニスト2人。ゲストとして、世界各国で音楽賞を受賞し、オーケストラへの客演やコンサートのプロデュースを行うサクソフォン奏者の山川寛子さんを招く。
西川さんは筋肉が自分の意思とは関係なくこわばってしまう「ジストニア」に冒されながら、リハビリを経て7本指で再起し、徳永さんはテレビで聴いたヘミングさんの「カンパネラ」に感動し52歳から独学でピアノを始めた。
演目は、リスト「ラ・カンパネラ」、ショパン「ノクターン」、シューベルト「アヴェ・マリア」などを予定する。
徳永さんは「私の敬愛するフジコ・ヘミングさんが住んでいた街・下北沢で気の引き締まる思い。天国のフジコさんにどうか私のカンパネラが褒めていただけるよう、ご冥福をお祈りしながら演奏する」と話す。
15時30分開場、16時開演。料金は、一般=5,000円、学生(大学生以下)=2,500円。