羽根木公園(世田谷区代田4)で2月2日より、「せたがや梅まつり」が開催されている。
梅まつりが行われるのは今回で31回目。同園の梅林の歴史は1967年5月に同地区から区議会議員が選出された記念に55本の梅を植えたことに始まる。今日までに約10回の植樹が行われ、現在では紅梅170本、白梅530本、計700本の梅が植えられている。品種は、薄紅大輪の「見驚(けんきょう)」、「花良し、実良し、香り良し」という特徴から名付けられた「花香実(はなかみ)」など、紅白合わせて60種類以上。それぞれの木にはプレートで品種が示されている。梅林の一角には代田に長く住み、同公園もよく訪れていたという俳人中村汀女さんの「外にも出よふるるばかりに春の月」という句碑も。
開催中は地元商店街有志らによる模擬店が出店し、16日・23日には抹茶のサービスも行う。そのほか舞台での催し物や餅つきも予定。実行委員会による俳句と写真のコンクールも同時開催中。今月24日まで。