矢崎仁司監督と七里圭監督の「詩的映画の世界」トークイベント

男の笛の音に導かれ、少女は夢想の世界に迷い込む。

男の笛の音に導かれ、少女は夢想の世界に迷い込む。

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 下北沢の映画館シネマアートン(世田谷区北沢1、TEL 03-5452-1400)で3月1日より、「身体」をテーマに制作された映画「ホッテントットエプロン-スケッチ」がアンコール上映される。これに関連して3月8日、七里圭監督と矢崎仁司監督によるトークショー「孤高の映画作家による詩的映画の世界」が行われる。

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 同作品のメガホンをとったのは、今作が劇場公開3作目となる七里圭(しちりけい)監督。同作は、愛知芸術文化センターの委嘱により、「身体」をテーマに2006年に制作されたもの。同年ヨーロッパメディアアートフェスティバルで、マシュー・バーニーなど現代美術家の映像作品とともに上映された後、同館のアートコレクションとして所蔵された。

 原案は、身体にアザのある少女を主題にしたある詩。七里監督は「詩から発想を得た作品なので、多くの言葉ではなく映像で物語りたい」とし、一切のせりふを排した。七里監督が以前より映画観や作品に対する姿勢が似ていると感じていた「ストロベリー・ショートケイクス」などを手がけた矢崎監督とのトークショーを企画。併せて、七里監督のデビュー作「のんきな姉さん」と、矢崎監督の作品で現代のロンドンを舞台に古典バレエの有名戯曲「ジゼル」をモチーフに男女の愛と裏切り、夢と絶望、生と死などを、独特な映像美で描いた「花を摘む少女と虫を殺す少女」の2作品もオールナイト上映する。

 アンコール上映は20時30分から。料金は1,500円。上映期間中、多数のトークショーを予定。矢崎監督とのトークショーは22時30分から。料金は2,500円。3月14日まで。

「身体」をテーマにせりふを一切排した映画-下北沢で上映(下北沢経済新聞)シネマアートン下北沢

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