笑福亭鶴瓶さん、下北沢で「落語のお稽古」-銀瓶さん招く

フリートークで会場を和ませる笑福亭鶴瓶さん

フリートークで会場を和ませる笑福亭鶴瓶さん

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 下北沢のライブスペース「Live Bar 440(four forty)」(世田谷区代沢5、TEL 03-3422-9440)で4月30日、笑福亭鶴瓶さんと当日出演が発表された笑福亭銀瓶さんによる「つるべ、らくごのお稽古 IN 下北沢」が行われた。

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 同イベントは昨年より同店で開催され、これまでに主宰の鶴瓶さんをはじめ、笑福亭一門の落語家のほか、南原清隆さんや立川志ららさんが参加している。テーマは、その名のとおり、「落語の稽古」。

 第4回目を迎えるこの日は鶴瓶さんのフリートークに続き、銀瓶さんが桂三枝さんの創作落語「宿題」を披露。韓国語を交えた枕で場内をわかせた後、息子の算数の宿題に悩まされる会社員を軽快に演じた。一転して、トリを務める鶴瓶さんの演目は「立ち切れ線香」。春風亭小朝さんに勧められ、取り組んだという上方落語の大ネタ。船場の大商家の若旦那と芸妓小糸の叶わぬ恋が巧みに熱演されると、会場はその悲恋の世界に静かに引き込まれていった。  

 終演後、鶴瓶さんは「『立ち切れ線香』は今朝、決めました。稽古ですから、そういうこともあります。(この会には)即興の良さがありますね」と話した。同イベントは、鶴瓶さん以外の出演者と演目が当日まで明かされず、料金が後払い制という点も特徴。

 この日は開場2時間前から熱心なファンが入口に並び、30分前には整理券の配布が終了。予定の80席がすべて埋まった。会場の「440」は主にアンプラグドのバンドスタイルでの音楽を提供している大人向けのライブスペースだが、鶴瓶さん、銀瓶さんが高座に上がると、すっかり落語の空間と化していた。  

 企画運営者であるバグケットの駿河さんは「昔から豊かな文化を育んでいる下北沢という街で、平日の昼という稀な時間帯でのお稽古会を続けていきたい」と話している。開催は不定期だが、今後の予定も随時ウェブサイトで告知する。

つるべnet.バグケットLive Bar 440レオン元編集長が「リッチーノ」ターゲットに新雑誌-表紙に鶴瓶さん(新橋経済新聞)下北沢のニューオリンズ風バーで落語会-春風亭栄助さん高座に
(下北沢経済新聞)

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