下北沢北口の一番街商店街で10月7日より、商店街の街路灯に地域の小学生が描いた絵をペナントとして掲揚する「下北沢ペナントギャラリー」が開催されている。
主催は下北沢一番街商店街振興組合。同企画は2001年から始まり、今年で8回目となる。例年、東大原小学校(世田谷区大原1)の児童が参加。今年は全校児童の3分の1以上にあたる106人が参加する。
今年のテーマは「シモキタどうぶつえん」。同4日、同校体育館に参加児童が集まり、模造紙大のペナントにアクリル絵の具を使って絵を描いた。1人で集中して描いたり、父母と一緒に描いたりと取り組み方はさまざま。その様子について、同組合の大塚智弘副理事長は「大きな紙にみんなで集まって絵を描く機会はなかなかないので、子どもたちは非常に楽しそうに絵を描いていた」と話す。
同企画は今年、世田谷区とせたがや文化財団(世田谷区太子堂)が主催する「世田谷芸術百華」のイベントの一環として位置づけられ、アーティストのTSUTOMU NAGAIさんも参加。NAGAIさんの描いたペナントや横断幕も、児童が描いた絵とともに一番街に掲揚されている。
大塚さんは「『住みたい街』として下北沢の名が挙がることが多いが、住んでいる人が『いつまでも住み続けたいと思える街』を作りたい。子どもたちが『この街に生まれてよかった』と将来思えるような、心に残るイベントを提案していきたい」と話す。
開催は11月中旬まで。