下北沢を拠点に活動するインディーズブランド「奇譚屋(きたんや)デザインファクトリー」は3月18日より、下北沢の「ギャラリーGeki」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0020)で「THE KINBAKU STRAPIII~緊縛ストラップ展3~」を開催する。
食べ物や文字、動物のモチーフなどを亀甲縛りにした「緊縛ストラップ」を制作するのはアーティストの井辻宏次さん。粘土で型を作ることから始まり、出来上がったプラスチックのモチーフを一つひとつ手作業で縛っていく方法で、現在までに約400種類を制作。インターネットを中心に販売を行なっている。井辻さんは「あらゆるものを縛ることをポリシーとして、話題のものなども含め、縛っていないものがあれば何でも作る」と話す。
同展は2007年2月に下北沢で初めて開催され、今回で3回目。何度も足を運ぶファンも多いという。また、編集者が井辻さんの作品を気に入ったことをきっかけに、昨年6月には数百種の緊縛ストラップや製造過程を紹介した書籍「I LOVE KINBAKU」(説話社)も出版された。
同ギャラリーでは、「動物」「血液型のアルファベット」「悪魔の羽が生えたハート」などをモチーフとした新作を含めた120種類、1,000個のストラップを展示・販売する。併せて、亀甲縛りのデザインをプリントしたTシャツやパーカー、手さげバッグも販売する。ストラップの価格は1,200円~。
井辻さんは「今後も個展は開催していく予定だが、これだけの数のストラップが並ぶのはおそらく最初で最後。ぜひ見に来てほしい」と話す。
開催時間は13時~19時30分(最終日のみ18時まで)。今月22日まで。