西表島が舞台の映画、公開へ-シネマアートン下北沢元支配人が協力

「島の色 静かな声」チラシ。今後、那覇、京都、大阪、神戸で劇場公開

「島の色 静かな声」チラシ。今後、那覇、京都、大阪、神戸で劇場公開

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 昨年6月に閉館した映画館「シネマアートン下北沢」の元支配人・岩本光弘さんが配給に協力した映画「島の色 静かな声」が4月18日から、「シネマアンジェリカ」(渋谷区)で劇場公開される。

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 同作はスイスを拠点に活躍する写真家の茂木綾子さんが監督したドキュメンタリー映画。沖縄の西表島でアトリエ「紅露工房」を営む染織作家の石垣昭子さんと三線奏者の石垣金星さんを被写体にしている。当初、シネマアートン下北沢での劇場初公開が予定されていたが、閉館のために白紙になっていた。

 一般公開は昨年10月の東京国際映画祭(TIFF)の「natural TIFF」部門での上映以来。岩本さんは「このように公開が決まり、感無量」と話す。プロデューサーの一人、建築家の相澤久美さんは「私たちは映画の素人。でも、岩本さんは映画のプロで、映画をこよなく愛す映画人。そして、この作品のことも理解し共感し、応援してくれている。配給などの協力をお願いするのは、当時フリーになった岩本さん以外に考えられなかった」と振り返る。

 今回は同作のほか、茂木さんが監督を務め、2002年ニヨン国際ドキュメンタリー映画際特別賞を受賞した「風にきく」、茂木さんの夫で映像作家のヴェルナー・ペンツェルさんが監督した「ステップ・アクロス・ザ・ボーダー」と「ミドル・オブ・ザ・モーメント」の4作品を同時上映。

 一般入場料は「島の色 静かな声」が=1,500円、その他は=1,200円。全作品共通の3回券は2,700円。初日は両監督の舞台あいさつを行う。上映は5月1日まで。

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