紙パイプを使った茶室作り-IIDの建築家、世田谷公園でワークショップ

完成した茶室内。布の隙間から木々の緑が見える

完成した茶室内。布の隙間から木々の緑が見える

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 4月29日、IID 世田谷ものづくり学校(世田谷区池尻2、TEL 03-5481-9011)が主催するイベント「IID GREEN DAY」の一環として、ワークショップ「茶室をつくろう!」が世田谷公園(池尻1)で行われた。

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 IIDは複数のクリエーターがオフィスとして利用できるよう、廃校をリノベーションした施設。ワークショップを主催したのは、IIDの204号室をシェアする6つの設計事務所、通称「204建築」。「茶室をつくろう!」は、参加者らが紙パイプと輪ゴム、布だけでドーム型の簡易茶室を作り、中で茶会を開くことを目的としたワークショップ。

 2回目となるワークショップには48人が参加した。「204建築」の建築家たちによる指導の下、輪ゴムを使った紙パイプの組み立て方の説明からスタートし、茶室のパーツ作りや全体の組み立てなどの作業を行った。作業開始約1時間で出来上がった茶室を見て、参加していた子どもたちからは驚きと歓喜の声が上がった。

 茶会では「お点前指導」として、フリーエディターの阪口公子さんが参加。茶室を組み立てながらはしゃいでいた子どもたちもこのときばかりはおとなしく、大人たちと一緒に茶会を楽しんだ。

 ワークショップについて、「204建築」の小林泉さんは「大人はもちろん、子どもでも気軽に作れるものはないかと考えて、紙パイプと輪ゴムを使ったこの和室を思いついた。平面で描かれているものが立体になる喜びを感じてもらうとともに、世田谷の街についてもう一度考えてもらうきっかけになれば」と話す。

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