21歳・下條岳さんの初監督作品「ソロコンテスト」、下北沢で公開へ

阿部マリア役の金澤美穂さん(左)、雨水(うすい)風花役の三吉彩花さん。©D-MAP2008

阿部マリア役の金澤美穂さん(左)、雨水(うすい)風花役の三吉彩花さん。©D-MAP2008

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 映画の原案を審査し、プロの協力を得て映画化するプロジェクト「シネマプロットコンペティション」が製作した映画「ソロコンテスト」が7月25日から、下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で上映される。

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 同プロジェクトは、シネマコンプレックスチェーン「ユナイテッド・シネマ」(港区)と、埼玉県を中心に推進する振興事業「SKIPシティ」の若手クリエーター支援事業「D-MAP2008」が共同で行う。若者も挑戦しやすいように、作品や脚本ではなくプロットを審査し、プロのスタッフの協力を得ながら映画化する試み。同プロジェクトの作品が一般映画館で公開されるのは今回が初めて。

 「ソロコンテスト」は同プロジェクト2回目の作品として選ばれ、映画化された。監督を務めたのは21歳の下條岳さん。下條さんは同作品が初監督作品となる。作品中で、自身も在籍していた吹奏楽部での部員の心の動きを丁寧に描いた。主演は映画「容疑者Xの献身」などに出演している金澤美穂さんと、三井不動産など多くのCMに出演している三吉彩花さんの2人。このほか、映画界の第一線で活躍するスタッフが参加する。

 下條さんは高校時代、2007年に同館で公開され、異例の動員を記録した映画「虹色★ロケット」の撮影を務めた経験を持つことから、同作の上映も行う。

 トリウッドの大川愛子さんは「下條監督とは『虹色★ロケット』以来のお付き合いがある。2本ともまったく違うテイストなので、比べてみても楽しめるのでは」と話す。

 入場料は、前売り=800円、当日=一般・シニア1,000円、大専900円、学生700円。上映開始時間は13時、16時、20時。火曜休館。上映期間は2~3週間を予定。

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