下北沢でカナダ短編アニメ特集-オスカー受賞プロデューサーのトークも

アヌシー国際アニメーション・フェスティバル審査員特別賞を受賞した、コーデル・バーカーさんの「大暴走列車」より。©2009 National Film Board of Canada.  All rights reserved.

アヌシー国際アニメーション・フェスティバル審査員特別賞を受賞した、コーデル・バーカーさんの「大暴走列車」より。©2009 National Film Board of Canada. All rights reserved.

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 下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で9月19日から、「カナダ・アニメーション・フェスティバル NFB特集上映」が始まる。

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 同館では2000年から北米、 南米、ヨーロッパなど、海外の短編アニメーションの特集上映を定期的に開催してきた。10年目を迎える今回は、今年で設立70周年を迎えるカナダ国立映画制作庁(NFB/National Film Board of Canada)の作品を紹介する。

 作品は、アカデミー賞受賞作家から新進作家までの計30本。同館が過去9回から選んだ作品で構成する「ベストオブCAF by トリウッド」、元NFBマーケティングエージェントのエレーヌ・タンゲさんによる「マーケッター タンゲ セレクション」など5プログラムを上映する。観客はそれぞれのプログラムで複数の作品を鑑賞できる。各プログラム冒頭にはNFBにアニメーション・スタジオを創設し、世界中の作家に多大な影響を残したノーマン・マクラレン氏の作品も特別上映。

 20日17時10分からの上映回終了後は、「ライアン」「デンマークの詩人」などのプロデュース作品で、アカデミー賞をはじめ200以上の国際賞を受賞しているNFBプロデューサーのマーシー・ページさんとタンゲさんをゲストに迎えたトークイベントを行う。

 主催するオフィスH(アッシュ)の伊藤裕美さんは「NFBに支援され、アニメーションの新たな技法や表現を切り開いた作家の作品をバラエティー豊かに特集した。短編アニメになじみのない方には勉強になり、すでに親しんでいる方には懐かしい作品もあるのでは」と話す。

 一般前売り料金は、1プログラム=900円、2プログラム=1,600円。当日券も発売する。10月16日まで(9月22日を除く火曜は休館)。

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