俳優・森繁久彌さんを特集する第11回世田谷フィルムフェスティバル「名優・森繁久彌」が9月15日より、芦花公園駅南口の世田谷文学館(世田谷区南烏山1、TEL 03-5374-9111)で開催される。
森繁さんは1913(大正2年)大阪府生まれ。東宝新劇団員、NHKアナウンサーを経て、戦後から映画・舞台・テレビで活躍。日本映画黄金期の数々の名作に出演し、文化勲章受賞、芸術選奨文部大臣賞受賞など多数の栄誉に輝いた。代表作「屋根の上のヴァイオリン弾き」をはじめとする舞台人、「知床旅情」などの歌手、「森繁自伝」などの文筆家としても知られている。
同特集では世田谷区内在住の森繁さんの業績を、代表作の映画台本、ポスター、トロフィーなどの資料を通して紹介。期間中、「夫婦善哉」「次郎長三国志第三部 次郎長と石松」などの出演映画11本の上映会(10月6日~12日)を行うほか、俳優・小林のり一さん(同8日)、女優の淡路恵子さん(同10日)、淡島千景さん(同11日)のトークイベントも開く。
同館企画担当者は「いつか実現したかった企画。映画や文学の資料の寄贈など、森繁さんには同館開館以来、ご協力いただいている」と話す。
開館時間は10時~18時(入場は17時30分まで)。月曜定休(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、10月13日、11月24日は休館。入場料は一般200円ほか。12月6日まで。