下北沢のカレー専門店が新メニュー「不況!カレー」-客層広げる

5月より提供を始めた「不況!カレー」(680円)

5月より提供を始めた「不況!カレー」(680円)

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 下北沢北口のカレー専門店「SALLY’S kitchen CURRY(サリーズ・キッチン・カレー)屋」(世田谷区北沢2、TEL 03-5790-2131)が5月から提供を開始した新メニュー「不況!カレー」が人気を集めている。

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 同店は2007年11月にオープン。以来、インドやタイのスパイス、国産鶏がらスープ、いためタマネギをベースにした同店オリジナルルーを使い、「サリーズカレー」(1,000円)や「ぷるんPRAWNのエビカレー」(1,300円)などのメニューを提供してきた。「しかし、不況の影響で昨年末ごろから下北沢の人通りが減り、店への客足も遠のいたように感じた」(オーナーの澤田雅俊さん)ことから、新たな集客のために考え出したのが「不況!カレー」だった。

 通常のメニュー価格は1,000~1,500円だが、「不況!カレー」は680円。「サリーズカレー」と同じルーを使いながらも具材をできる限り抑えた。トッピング類を省くことで、カレーとご飯の組み合わせをシンプルに楽しめる味を目指した。さらに激辛にアレンジした「大不況!カレー」(680円)も用意する。

 同メニュー導入以来、20代後半~50代メーンだった既存客に加え、20代前半などより若い層の来店も多増えたという。「不況という言葉のインパクトが強く、言い出しにくいせいか『コレください』と小声で注文するお客さまが多い」と澤田さんは笑う。

 下北沢は同店を含め、「マジック・スパイス」(北沢1)、「心」(北沢2)などカレー店が多く、カレーも提供するカフェなどを含めると約30軒以上。澤田さんは「当店ではカレールー作りからこだわっている。ルーの味とタマネギの甘みを楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は、平日=11時~16時・18時~22時(木曜は11時~14時30分)、土曜・日曜=11時30分~22時。

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