俳優の柄本佑さんら若手監督15人による短編オムニバス映画「風雲(かざぐも)」が2月7日より、下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で上映される。
同作品は3分間の短編15本から成るオムニバス映画。監督は「ノーボーイズ、ノークライ」「ラッシュライフ」などに出演している柄本佑さん、「グミ・チョコレート・パイン」「色即ぜねれいしょん」などに出演している森岡龍さんら劇映画で活躍する俳優や、夕張国際映画祭2008国内部門グランプリ受賞の小栗はるかさん、劇団東京乾電池の脚本家・演出家の加藤一浩さんら、多彩な顔ぶれがそろう。
同劇場には、「スニークプレビュー」と呼ばれる小規模上映で観客200人を動員すれば、同じ作品を通常通りロードショーできるシステムがある。ロードショーの権利を獲得するのは年に1~2本だが、同作品は昨年12月に定員55人(立見8人を含む)のところ、6回の上映で200人以上を達成した。
プロデューサーの池口十兵衛さんは「オムニバス形式のアイデアが浮かんだ後、このシステムを知り、ロードショーを目指して監督の人数や上映時間を決めた。『テーマは自由』というより『自由』をテーマにつくってもらった。15人それぞれ経歴が違うので、そこから生まれるバラエティー感も楽しんでもらえれば」と話す。
入場料は800円。上映は17時~・20時~。火曜休館。今月19日まで。