コミック・サブカルチャーの複合施設「下北沢GAoh!(ガオ)」(世田谷区代沢5、TEL 03-5787-6747)で3月2日より、「みんなの絵本展」が開催される。
クリエーターがテーマや形式にとらわれず制作した、さまざまなジャンルの絵本を展示する同展。参加者は絵本作家やイラストレーターなど16人で、同展のために作品を描き下ろした人や、初めて絵本に挑戦した人もいるという。同施設マネジャーの濱崎展行さんは「絵本は子どもが読むだけのものではなく、アート作品として楽しめる奥が深いものだと思う。作家同士の交流の場と、作家と読者の交流の場をつくるために展示会を企画した」と話す。
作品は、半立体の飛び出す絵本や、蛇腹型の絵本、モニターを使った動画絵本など、形式も作風もさまざま。期間中、机の上に置かれた絵本を手に取って自由に見ることができる。壁には作家のプロフィールとともに絵本の原画などを展示。展示後に一部の作品を同施設1階のショップで販売する予定。
濱崎さんは「子どもから大人まで楽しめるので、家族連れだけでなく、アートに関心のある方にもぜひ見に来てほしい。それぞれの作家が確立した世界観をもっている。異なる16の世界を楽しんでいただけたら」と話す。
開催時間は11時~20時(最終日のみ18時まで)。入場無料。3月7日まで。