絵本作家・荒井良二さんが企画展-原画など「過去・現在」を紹介

荒井良二さんの作品「えほんのこども」(撮影=佐野篤さん)

荒井良二さんの作品「えほんのこども」(撮影=佐野篤さん)

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 芦花公園南口の世田谷文学館(世田谷区南烏山1、TEL 03-5374-9111)で2月14日から、絵本作家・イラストレーターの荒井良二さんの展覧会「進める荒井良二のいろいろ展」が開催される。

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 荒井さんは1956年、山形県生まれ。日本大学芸術学部美術学科を卒業後、絵本作り始め、1991年「ユックリとジョジョニ」(ほるぷ出版)で世界的絵本コンテストの新人賞「エズラ・ジャック・キーツ賞」にノミネートされた。以後も数々の絵本賞を受賞し、日本を代表する絵本作家として活躍。2005年には日本人として初めて、スウェーデンの絵本賞「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を受賞した。

 同展ではこれまでに手掛けてきた絵本「ルフラン ルフラン」(2005年)、「きょうというひ」(2005年)、「たいようオルガン」(2008年)、「えほんのこども」(2008年)などの原画をはじめ、雑誌「Hanako」や「Olive」に掲載したイラストレーションを紹介。絵画や立体、屏風作品、インスタレーションや、アトリエに飾っているお気に入りの品々や自作のアイテムなども特別公開する。

 同館学芸員の矢野進さんは「荒井さんの『過去』だけでなく『現在』も紹介。現場の空間に合わせた展示に期待してください」と話す。初日は、荒井さんらによるコンサートも開催(参加費2,000円)。

 開館時間は10時~18時(入場は17時30分まで)。月曜定休。入場料は一般600円ほか。3月29日まで。

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