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本屋大賞候補の藤谷治さん、小説中にも登場する愛用のチェロが盗難被害に

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本屋大賞候補の藤谷治さん、小説中にも登場する愛用のチェロが盗難被害に

昨年行われた仲俣さんとのトークイベントで、盗難にあったチェロを演奏する藤谷さん(碇本学さん提供)

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 下北沢で書店「フィクショネス」(世田谷区北沢2、TEL 03-5430-6352)を営む作家・藤谷治さんのチェロが盗難の被害に遭った。

盗難にあったチェロとケースカバー

 藤谷さんは長編3部作「船に乗れ!」(ジャイブ)で、来月発表される本屋大賞の候補にも選ばれている。同作はチェロを学ぶ男子高校生が主人公で、実際にチェロを学んでいた藤谷さんの自伝的要素の強い作品。小説中のチェロは盗難にあったチェロをモデルに描かれた。約30年前に祖父母や両親から藤谷さんにプレゼントされたもので、「アメリカ滞在中の数年以外は、常に傍らにあった」(藤谷さん)という。同作の執筆を始めたころからは同店に置き、執筆の合間に演奏することも。藤谷さんは「これまでほかの楽器を使ったことはない。どこかに放置するのでもいいから返してほしい」と肩を落としている。

 被害に気付いたのは3月27日の15時ごろ。13時から店を開けていたが、すぐに店の奥で執筆に取りかかったため、盗難に気付かなかったという。警察に届けたところ、同日11時ごろにチェロらしきものを持って店の前を歩く人物がいたという目撃情報があった。

 現在、ミクシィの「ficciones」コミュニティーや、藤谷さん、親交のある編集者の仲俣暁生さんらのツイッターで情報提供を呼びかけている。メールで被害を知って同店に駆け付けた仲俣さんは「藤谷さんが小説を書くのにも大きなダメージなのでは」と心配する。藤谷さんは「店内にはパソコンなどもあったのに、なぜチェロだけを持って行かれたのかがわからない」と困惑の表情。同店は南口商店街から路地に入った場所にあり、「持ち去られたのが土曜日の昼間なら、付近にはかなりの人通りがあったはず」と目撃者の発見に期待を寄せる。

 盗難にあったのはチェロ(全長約120センチ)と弓2本。30年以上前に購入したドイツ工房製品。深いこげ茶色で表板上部に色はげがあり、指板の下に松やにの白いあとが残っているのが特徴。弓の1本は茶色で革巻きがやや幅広、毛は少し色あせている。もう1本はカーボンファイバー製の黒で毛は白。ケースは白いプラスチック製のハードケースで、細かいひびがある。うす茶色の布製ベルトと、銀色の留め金が付いている。

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