世田谷文学館で「みんなのサザエさん展」-漫画原画など300点展示

「サザエさん」第1巻表紙。姉妹社版、朝日新聞社版ともに、このイラストが採用されている。© 財団法人 長谷川町子美術館

「サザエさん」第1巻表紙。姉妹社版、朝日新聞社版ともに、このイラストが採用されている。© 財団法人 長谷川町子美術館

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 長谷川町子さん原作の漫画「サザエさん」の原画などを展示する「みんなのサザエさん展」が現在、芦花公園駅南口の世田谷文学館(世田谷区南烏山1、TEL 03-5374-9111)で開催されている。

 長谷川さんは10代で福岡県から上京し、世田谷に長く暮らした。同館展覧会担当の佐野さんは「世田谷ゆかりの国民的人気漫画ということで、ぜひ開催したいと思い長谷川町子美術館に打診した」という。展示品のうち漫画原画など約190点は長谷川町子美術館所蔵のもの。長谷川町子美術館所蔵の原画が他館へ貸し出されるのは今回が初めてとなる。

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 展示品は、漫画原画のほか長谷川さんが制作した絵画・陶芸作品、昭和の風景を再現する風俗史料など約300点。自ら生い立ち語った作品「サザエさんうちあけ話」の数ページを拡大して展示するなど、その人柄や幼いころの暮らしぶりなども知ることができる。展示品の近くに「なぞなぞ」を記したフリップを立てたり、展示品の中に手のひら大の「サザエさん人形」が隠れていたりするなど、子どもが楽しめる工夫も。佐野さんは「『サザエさん』は長谷川さんの元を離れて、多くの人に愛されている。あらゆる世代の来場者の期待を裏切らないように、という点は苦労した」と振り返る。

 今月17日の展示開始から幅広い年代が訪れているという。「夏休みということもあり、小中学生もかなり多い」。サザエさんの魅力については、「古典芸能のように時代を越えても伝わる『笑い』や『共通の感性』がある点。原作者が亡くなっても別の脚本家の方が『サザエさん』を引き継いでいく。そこが『サザエさん』が不滅である面白さだと思う」とも。

 開館時間は10時~18時。月曜休館。観覧料は一般700円など。中学生以下は無料。9月12日まで。

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