下北沢の小劇場「楽園」（世田谷区北沢2、TEL03-3466-0903）で8月26日より、「猫の会」の番外公演「猫のサロン～奇譚集～」が上演される。

　「猫の会」の代表は北村耕治さん。劇団公演ではなく、プロデュース公演という形で演劇作品を作り続けている。「ゆるくてやさしい演劇」を作ることを目的に、公演ごとに役者を集め、劇作家である北村さんの戯曲を毎回異なる演出家を招いて上演してきた。北村さんは「お客さんには毎回新鮮な演劇体験を楽しんでもらいたい」と、その方法論の理由を語る。

　今回の作品は通常の公演と異なる「番外公演」となり、一人芝居、二人芝居、三人芝居の3本立てで演じるオムニバス形式。「毛色の違う3作品を同時に味わっていただける。1粒で3度おいしい公演なので、演劇初心者の方にも楽しんでもらえるのでは」と来場を呼びかける。

　下北沢の街については、「演劇や音楽を志す人達を街全体が理解してくれているという安心感がある。街を歩いていると友人や知人とばったり会ってしまうことも、下北沢の魅力の一つ」とも。

　開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、予約＝2,300円、当日＝2,500円。今月30日まで。