劇団東京乾電池・最新作「愛とその他」、下北沢で上演-出演は女性のみ

同公演のフライヤー。イラストは加藤さんとロングランプランニングの滝石ゆみさんが手がけた

同公演のフライヤー。イラストは加藤さんとロングランプランニングの滝石ゆみさんが手がけた

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俳優・柄本明さん率いる劇団東京乾電池の公演「愛とその他」が9月30日より、下北沢南口のスズナリ(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-0511)で行われる。

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 同劇団は1976年に結成され、80年代初めにバラエティー番組「笑ってる場合ですよ!」のコントのコーナーを担当することで一躍有名に。その後、川島雄三監督の「しとやかな獣」や小津安二郎監督の「長屋紳士録」など、映画を舞台化した作品でも知られ、一昨年は創立30周年を記念する「劇団東京乾電池祭り」で、シェイクスピアの幻想劇「夏の夜の夢」ほか5つの演目を上演し、話題を呼んだ。

 今回の公演は97年に入団した劇作家・演出家の加藤一浩さんが作・演出を担当。「不条理演劇×ホームドラマ」「座布団と座卓の置かれた小さな世界で家計をさまよう女体のロマンス」と銘打たれ、女性劇団員のみが出演する。

加藤さんは、この書き下ろしについて「人間が舞台上の人間を視るという行為は本来、ヘビーで残酷なことでもある。演劇には(それを忘れさせる)約束事が多いが、今回は状況設定をつくることの意味を含めて根本から考えた」と話す。

 当日券は、指定席=3,800円(前売り3,500円)、自由席=3,300円(前売り3,000円)。10月6日まで。

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