「少年院弾き叫びツアー」-「農民カフェ」オーナー、下北沢でファイナル

下北沢でツアーファイナルを迎える和気優さん

下北沢でツアーファイナルを迎える和気優さん

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 下北沢南口の「下北沢DaisyBar(デイジーバー)」(世田谷区北沢2、TEL 03-3421-0847)で10月17日、和気優さんのライブイベント「少年院弾き叫びバイクツアー2010ファイナル『生きて帰れたらここで会おうぜ!!』」が行われる。

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 和気さんは下北沢の「農民カフェ」(北沢2)、「スロウダイニング TIBET TIBET(チベット・チベット)」(代沢5)、「Loutus cafe蓮(ロータスカフェ・レン)」(同)の3店のオーナーを務める。1997年にバンド「JACK KNIFE(ジャックナイフ)」の活動を休止した後、音楽プロデューサーとして作詞・作曲などを行ってきた。手がけた楽曲にTOKIOの「フラれて元気」「この指とまれ」など。1999年からは、毎年少年院や児童自立支援施設を回るツアーライブを続けている。2008年には全都道府県をバイクで回り、約120カ所でのライブを成功させている。

 同イベントは8月13日からスタートしたバイクツアーの最終イベント。茨城から単身でスタートしたバイクツアーは、北陸を回った後、関西・四国へ。9月中旬に稲刈りのため、一時東京に戻った。「昨年から始めた『農民プロジェクト』のためにツアースタートを例年より3カ月遅らせたが、ツアーと農業の両立ができて良かった」(和気さん)。10月1日~14日は沖縄県や九州を巡り、約50カ所でライブを行った。

 兵庫や大阪など関西4カ所はラッパーの裕太郎さんとともに回った。裕太郎さんはかつて熊本の少年院にいた経験がある。今年3月に「俺もラップで少年院を回りたい」と和気さんの元を訪れ、それ以来「農民カフェ」のスタッフとして働いている。和気さんは「ツアーを始めてから11年間ずっと、少年院を出院した人を雇って受け入れたいと考えてきた。元当事者が当事者に語りかけ、発信していくことは想像を超える力を生む。今年初めて同行した裕太郎のラップと、彼らの反応を見てそれを確信した」と話す。裕太郎さんは最終イベントにもゲスト出演する。このほか、かつて児童自立支援施設で育ち、昨年、自叙伝「空白」(幻冬舎)が映画化されたシンガーソングライター、松本哲也さんもゲスト出演する予定。

  開場19時、開演20時。チケットは、前売り=2,500円、当日=3,000円(ドリンク代別)。

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