三軒茶屋のキャロットタワー(世田谷区太子堂4)内の「生活工房ギャラリー」(TEL 03-5432-1543)で現在、企画展「ジャケ買いのビガク 誘惑するジャケットデザイン」が開催されている。
「ジャケ買い」とは、ジャケットデザインの好みだけでCDやレコードを購入することを指して生まれた造語。同展では、これまでにさまざまなアーティストのジャケットデザインを手がけたグラフィックデザイナーが「ジャケ買いした(したくなる)」作品を展示。「ジャケ買い」に密着したドキュメンタリー映像も上映する。参加デザイナーは、千原航さん、江森丈晃さん、小田島等さん、伊藤桂司さん、森本千絵さんなど約30人。
生活工房ギャラリーの杉本勝彦さんは「ジャケットデザインは、デジタル配信全盛の時代にあって、存在感を失いつつある。ジャケットデザインの魅力を『ジャケ買い』というキーワードの中で見つめ直したいと思った」と企画意図を話す。「世田谷区内にはまだレコード店も多く、形あるCDやレコードを身近に感じられる環境が残っている。この機会にあらためて、ジャケットデザインの魅力を再発見してほしい」とも。
開催時間は9時~20時。入場無料。5月8日まで。今月29日、30日には参加デザイナーらによるトークイベントを開催。両日とも14時~16時。参加費は500円。定員60人。