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下北沢に居酒屋「かざまん家」-魚沼市出身の店主が開く、実家の地酒も

店主の風間さんは「私の家に遊びに来る感覚で気軽に来店してほしい」と話す

店主の風間さんは「私の家に遊びに来る感覚で気軽に来店してほしい」と話す

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 下北沢駅北口の一番街商店街に7月7日、新潟魚沼酒蔵「かざまん家」(世田谷区北沢2、 TEL 03-6407-9666)がオープンした。

同店で提供する蔵元直送地酒

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 店舗面積は7.5坪。カウンター5席、テーブル10席。店主は風間建人さん。妻の祐梨子さんもスタッフとして働く。建人さんは、18歳から8年間東京の和食店で板前として働いた後、4年間新潟県魚沼市で酒蔵を学び、同店を開店した。

 建人さんの実家は、魚沼市で「玉川酒造」という酒蔵を営んでおり、同店では蔵元から直送された地酒や、親族が育てる専用の田んぼから送られたこしひかりを使った料理などを提供する。「新潟魚沼のおいしいものを、下北沢に住んでいる方に振る舞いたい」と建人さん。

 ドリンクメニューは、実家「玉川酒造」の地酒「魚沼玉風味」(480円)、「守門の雪」(500円)、「越乃雪蔵」(650円)、「目黒五郎助」(780円)をはじめ、魚沼産の日本酒を季節に合わせ常時約15種類そろえる。「魚沼の地酒は、良質だが少量生産で、ほとんどが地元で消費されてしまう。東京ではまず飲むことのできない日本酒をそろえた」と建人さん。料理は、魚沼のブランド豚を使った「深雪豚 岩塩炙(あぶ)り焼」(550円)、旧栃尾市名産の「栃尾油揚げ」(450円)、魚沼産こしひかりで作る「塩むすび」(150円)など。

 建人さんは「東京に出てきた魚沼出身の若い人でも飲むことのできる金額設定にした。魚沼の人口が減ってしまい元気がなくなっているので、この店をきっかけに、魚沼の若い人たちと共に、もう一度魚沼を盛り上げたい」と展望を語る。

 営業時間は17時~翌2時。

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